概要
開催
第1クール 平成29年6月21日~ 23日(水~金)
第2クール 平成29年6月28日~ 30日(水~金)
第3クール 平成29年7月26日~ 28日(水~金)
第4クール 平成29年8月8日~ 10日(火~木)
主催 (公社)化学工学会東海支部
共催(予定) 静岡化学工学懇話会,東海化学工業会, (公社)日本分析化学会中部支部,(公社)日本化学会東海支部,(一社)資源・素材学会, (公社)高分子学会東海支部,(一社)日本原子力学会中部支部,(一社)廃棄物資源循環学会,日本溶剤リサイクル工業会,日本機械学会東海支部,(一社)日本エネルギー学会,(公社)化学工学会産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会
協賛(予定) 名古屋市工業研究所,(公財)名古屋産業振興公社,(公社)日本水環境学会,粉体工学会, (一社)日本鉄鋼協会東海支部,(一社)電気学会東海支部,(公財)中部科学技術センター,
企業で活躍されている若手・中堅エンジニアのさらなる技術力向上を目指して,恒例の基礎化学工学演習講座を開催致します.本講座は,大学・高専・高校等で化学工学を学ぶ機会がなく,現在,化学工学を必要としているエンジニアや,新たに化学工学の知識を身につけようとされる方々を対象にします.エネルギー管理士,高圧ガス製造保安責任者などの各種国家試験資格を取得するための基礎講座として,化学工学技士(基礎)資格取得のため,あるいはエンジニアの社内教育の一環としても役立てていただけるような構成になっています. 内容は,化学工学の基礎をなす,単位,収支,流動,伝熱から,化学工学の代表的な操作,反応,プロセス制御まで化学工学の全てを,今年から開講することにします.関連する項目を連続3日間の1クールとしてまとめました.どの項目も,毎年,一日単位でお申込みいただけるように配慮いたしました.化学工学の基礎をすべて受講されたい方、関連する項目をまとめて受講されたい方、特定の項目のみ受講されたい方に対応しています.項目とキーワードは、添付資料をご確認ください。 講師には学会・業界の第一線で御活躍の方々を迎えて,研究開発,装置設計,生産管理,装置運転など,あらゆる部署の方々に役立つように,化学工学の知識を,基礎的な理論から説き起こし,豊富な実例に基づく演習を通じて,修得していただけるような講座をデザインしました.テキストには本会で編集され,内容をより充実させた「改訂第3版 化学工学-解説と演習-」(朝倉書店)を使用します.なお,それぞれのクールを修了された方には,各クール終了後に修了証書を発行致します.
日 時
第1クール(1~3日目): 6月21日~23日(水~金) 9:15~16:45
第2クール(4~6日目): 6月28日~30日(水~金) 9:15~16:45
第3クール(7~9日目): 7月26日~28日(水~金) 10:00~17:30
第4クール(10~12日目): 8月 8日~10日(火~木) 10:00~17:30
会 場
第1クール:名古屋市工業研究所 第1会議室
第2クール:名古屋市工業研究所 第2会議室 (名古屋市熱田区六番3-4-41 Tel. 052-661-3161)
地下鉄名港線(金山から名古屋港行)六番町下車,③番出口より徒歩1分
第3,第4クール:名古屋駅前イノベーションハブ
(名古屋市中村区名駅4-4-38 ウインクあいち15階 Tel. 052-583-6454)
JR名古屋駅桜通口から徒歩約5分
定 員
第1,第2クール:60名、第3,第4クール:40名(いずれも定員になり次第締切)
・企業向けの講座ですが,学生が受講されても構いません.ただし,定員を超えた際には企業 の方を優先させていただきます.
参加費(テキスト代・消費税を含む)
1日単位 | 1クール 連続3日間 | 12日間 | |
正会員 | 10,000円 | 25,000円 | 70,000円 |
法人会員会社員 | 15,000円 | 40,000円 | 100,000円 |
会員外 | 30,000円 | 80,000円 | 200,000円 |
学生 | 5,000円 | 10,000円 | 30,000円 |
*テキスト「改訂第3版 化学工学-解説と演習-」化学工学会監修(朝倉書店)
*テキスト不要の方はテキスト代として一律3,000円減額します。
*後日,参加証とテキストをお送りいたします.参加証は,当日ご持参下さい.
ご参考までに(基礎に関する講習会の全体イメージ図)
「基礎化学工学演習講座」と共に、化学工学を全く初めて受講される方へ、基礎的な数学の説明も含め「初歩からの化学工学概論演習講座」および「初歩からの化学工学数学演習講座~データ整理手法と統計学~」を用意しております。
「初歩からの化学工学概論演習講座」 講義内容の詳細(予定)
「初歩からの化学工学数学演習講座~データ整理手法と統計学~」 講義内容の詳細(予定)
プログラム 基礎化学工学演習講座 講義内容(キーワードでのご紹介)
クール | 月 日 | 時 間 | 内 容 | ||
第1クール | 6/21(水) | 9:15-12:30 |
化学工学 基礎・拡散 |
単位と次元 | 名古屋工業大学名誉教授多田豊氏 |
13:30-16:45 | 収支,拡散,物質移動,燃焼計算 | 日油㈱松本雄一郎氏 | |||
6/22(木) | 9:15-12:30 | 流 動 | 流体の流れと計測,円管内の流れ,流体と輸送 | 静岡大学前澤 昭礼氏 | |
13:30-16:45 | 流体輸送機器の設計と実際 | 三井化学㈱岩波 勝哉氏 | |||
6/23(金) | 9:15-12:30 | 伝 熱 | 伝導伝熱,対流伝熱,放射伝熱 | 名古屋大学義家 亮氏 | |
13:30-16:45 | 熱交換器などの設計と実際 | 新日鐵住金㈱杉森 薫氏 | |||
第2クール | 6/28(水) | 9:15-12:30 | 撹拌・混合 | 撹拌槽の構成,混合性能,スケールアップ,異相系の撹拌 | 名古屋工業大学加藤 禎人氏 |
13:30-16:45 | 撹拌・混合装置の設計と実際 | 東亞合成㈱鈴木 日和氏 | |||
6/29(木) | 9:15-12:30 | 反応工学 | 流通反応器,アレニウス式,Lungmuir-Hinshelwoodの式 | 岐阜大学上宮 成之氏 | |
13:30-16:45 | 逐次・併発反応,液相反応 | 三井化学㈱小瀧 泰氏 | |||
6/30(金) | 9:15-12:30 | プロセス制御 | プロセスと制御,動特性,過渡応答,周波数応答 | 名古屋工業大学米谷 昭彦氏 | |
13:30-16:45 | プロセス制御装置の設計と実際 | 三菱ケミカル㈱橋本 祐樹氏 | |||
第3クール | 7/26(水) | 10:00-13:15 | 蒸留 | 気液平衡関係,相対揮発度 | 名古屋工業大学森 秀樹氏 |
14:15-17:30 | McCabe-Thiele作図,特殊蒸留 | 日本リファイン㈱小田 昭昌氏 | |||
7/27(木) | 10:00-13:15 | ガス吸収 | 気液平衡,吸収,膜分離 | 名古屋工業大学南雲 亮氏 | |
14:15-17:30 | 吸収装置の設計と実際 | 東亞合成㈱鈴木 日和氏 | |||
7/28(金) | 10:00-13:15 | 抽出・吸着 | 抽出・吸着の基本原理と応用 | 鹿児島大学二井 晋氏 | |
14:15-17:30 | 抽出・吸着装置の設計と実際 | 三菱ケミカル㈱石羽 恭氏 | |||
第4クール | 8/8(水) | 10:00-13:15 | 調湿・乾燥 | 絶対温度,冷却減湿操作,定率乾燥 | 岐阜大学板谷 義紀氏 |
14:15-17:30 | 乾燥装置の設計と実際 | ㈱大川原製作所脇屋 和紀氏 | |||
8/9(木) | 10:00-13:15 | 粉粒体操作 | 粒子・粉体層の性質、粒子生成 | 名古屋大学向井 康人氏 | |
14:15-17:30 | 粉粒体装置の設計と実際 | 新東工業㈱鈴木 崇氏 | |||
8/10(金) | 10:00-13:15 | 固液分離 | 沈降分離,濾過,晶析の基本原理と応用 | 名古屋大学入谷 英司氏 | |
14:15-17:30 | 固液分離装置の設計と実際 | ㈱三進製作所小栗 秀一郎氏 |
(注2)昼食時間の一部(12:30~12:50もしくは13:15~13:35)を講師への質問時間としてご利用いただけます.
(調湿・乾燥の午後の講義内容について、化学工学会誌会告内容に掲載ミスがございました。お詫び申し上げ、訂正いたします。)
お申し込みについて
「第41回基礎化学工学演習講座」へのお申し込み受付は「2017年8月7日」に締め切らせて頂きました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。