概要
近年、素材系製造業において深刻な被害を伴う事故が相次いで発生しており、製造現場における安定的な操業を確保するための産業保安の水準の向上は重要性を増しております。経済産業省によりますと、最近10年間の高圧ガス関係の重大事故で主要な原因は、
・作業を実施する上で必要な確認を実施しなかった、文書で確認すべきところ口頭で確認した等の「認知ミスや確認ミス」
・習慣的な動作により誤った操作をした、本来必要である操作を忘れた等の「誤操作」
・作業の意味を理解せず誤った判断をした等の「誤判断」
等の従業員の人為的ミスが重大事故の原因の半数以上を占めていると言われております。
したがって、設備・安全・運転に強い人材を育成することが化学産業界の強い命題です。本講演見学会では、OFF-JTによる運転員育成への取組みをご紹介させていただくとともに、実際に安全体感研修にご参加いただきます。
主催:公益社団法人 化学工学会東海支部
協賛(予定):静岡化学工学懇話会、化学工学会安全部会、化学工学会産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会、
東海化学工業会、安全工学会、表面技術協会中部支部、日本機械学会東海支部
日時:2015年1月22日(木)14:00~17:30
場所:三井化学株式会社 名古屋工場 http://www.mitsui-chem.co.jp/
愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地
スケジュール:
14:00 JR笠寺駅前集合
14:10~14:25 貸切バスにて、三井化学 名古屋工場へ移動
14:30~14:50 講演 「なぜ今、体験型研修が求められるのか」
三井化学株式会社 名古屋工場長付 板谷 正人 氏
15:00~15:25 工場内見学
15:30~17:00 安全体感研修(火災・爆発実験、挟まれ・巻き込まれ体験、感電体験等)
17:10~17:30 貸切バスで移動、JR笠寺駅前解散