概要
昨年は新型コロナウイルス感染拡大により中止のやむなきに至りましたが、本年はオンライン形式にて再開いたします。
「本物 vs 偽物」 本年、新500円硬貨が発行され、2024年には新札発行も予定されています。古来「悪貨は良貨を駆逐する」と言われ、新しい貨幣が発行されるごとに偽造防止のための新たな工夫が施されてきました。こうした偽物防止や真偽判定のための技術の変遷や現状、将来について和田先生よりお話いただきます。
「修復は本物を超えるか」 古い写真や映像のカラー化が進み、私達に新たな感動を与えています。AIで制作された絵画が数十億円で取引されています。西洋美術館所蔵の「幻の名画睡蓮」修復や「60年前の伊勢湾台風の記録」のカラー化などに貢献された飯塚先生よりAI による絵画や映像の修復技術とその課題、将来の展望についてお話しいただきます。
「見える・見えない」 物体が全く光を反射せず、吸収率 100% に近いと物体の存在が消え失せます。このような「究極の黒」を目指した開発が様々に行われており、欧州車のボディ・カラーにも採用されています。99.5% の吸収率を持ち耐久性のある暗黒シートについて、その構造や特性、応用の可能性について開発者の雨宮先生よりご紹介いただきます。
「温故・革新」 コロイドは文明の初期から多方面に利用されてきた歴史の古い技術です。最近になって宇宙空間における無重力の環境を利用し均一なコロイド結晶を得、その構造を固定化する技術が開発されました。分光などへの利用が示され、さらなる応用が期待されています。本技術の詳細や、得られるコロイド結晶の特性や応用分野などについて山中先生より解説いただきます。
主 催 一般社団法人 色材協会 中部支部
協 賛 日本化学会東海支部、東海化学工業会、高分子学会東海支部、日本接着学会東海支部、日本油化学会東海支部、名古屋産業振興公社、愛知工研協会、日本塗料工業会、中部塗装技術研究会、名古屋テキスタイル研究会、表面技術協会中部支部、化学工学会東海支部、電気化学会東海支部、日本分析学会中部支部、有機合成化学協会東海支部、繊維学会東海支部、日本繊維機械学会東海支部、自動車技術会中部支部
日 時 2021年12月1日(水) 13:00~17:30
会 場 新型コロナウイルスの終息が見通せないため、「オンライン開催」といたします
―演題・講師―
1.『お札とコインを守る力』 文鉄・お札とコインの資料館 和田 秋菜 様 13:00-14:00
2.『AI による絵画や映像の修復とその課題』 筑波大学 人口知能科学センター 飯塚 里志 様 14:00-15:00
3.『全ての光を吸収し、耐久性も併せ持つ究極の暗黒のシート』
産業技術総合研究所 計量標準総合センター 雨宮 邦招 様 15:15-16:15
4.『コロイド粒子の自己集合構造と光学特性』 名古屋市立大学 薬学研究科 山中 淳平 様 16:15-17:15
参 加 費:会員・協賛団体 8,000円、 一般 11,000円、 学生 2,000円 (テキスト代、消費税含む)
定 員:先着順 80名
申込方法:11月19日(金)までに下記の申込書に所定事項をご記入の上、FAXにて申し込み先までご連絡ください。
もしくは、下記のURLから「参加申込フォーム」にてお申込みください。
参加費は、みずほ銀行名古屋支店 普通預金口座 No.1106150 一般社団法人色材協会中部支部宛お振込みください。
申 込 先:〒460-0011 名古屋市中区大須1丁目35-18 中部科学技術センター内 (一社)色材協会中部支部
TEL 052-231-3070 FAX 052-204-1469 http://www.shikizai-chubu.sakura.ne.jp/ http://www.cstc.or.jp/
参加ポリシー
・受講者の、講座内容の保存(画面キャプチャを含む)、動画・音声の録画を禁止いたします。
・講座申し込みした本人のみが参加可能であり、第三者への開示を禁止します。
・受講者は、事前に Zoom の動作確認を行い、動作環境などに問題がないことをご確認下さい。
・上記条件をご理解・同意されたうえでお申し込み下さい。