概要
主催・共催
主催 | 公益社団法人 化学工学会東海支部 |
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共催(予定) | 化学工学会東海支部 |
協賛(予定) |
化学工学会安全部会,化学工学会熱工学部会,化学工学会システム・情報・シミュレーション部会,化学工学会反応工学部会,化学工学会産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会,高分子学会東海支部,色材協会中部支部,静岡化学工学懇話会,中部科学技術センター,東海化学工業会,東海流体熱工学研究会,日本化学会東海支部,日本食品工学会,日本食品科学工学会,日本セラミックス協会東海支部,日本粉体工業技術協会,日本油化学会東海支部,表面技術協会中部支部,粉体工学会,安全工学会,日本機械学会東海支部 |
概要
昨年の3.11東日本大震災以来,安全に対する関心が高まっています.東日本大震災では,未曽有の被害が発生した一方で,安全を確保できた事例も多くあります.安全を守ることは総合技術であり,化学工学者の果たすべき役割は大きいと考えます.そこで,本講習会では,業界の第一線でご活躍の講師陣をそろえ,プロセス安全に関する講習を行います.テキストは、化学工学会安全部会のテクニカルレポートを含め、安全を守るための技術体系が分かる充実したものをご用意しました.詳細
日時:平成24年11月8日(木)場所:ウインクあいち (名古屋市中村区名駅4-4-38)
交通:名古屋駅(JR・地下鉄・名鉄・近鉄)JR名古屋駅桜通口から 徒歩5分
ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分
プログラム
11月8日(木) (10:00~17:20)1.【安全管理】プロセス安全管理 (10:00~11:00) (独)労働安全衛生総合研究所 島田行恭氏
化学工学会 安全部会 プロセス安全管理WGで議論されたプロセス安全管理における業務モデルについて解説し,
適切に管理され安全に業務が実行されるための仕組みや必要な資源・情報を紹介する.
2.【安全管理】設備保全,あるべきその姿 (11:00~12:00) 東京工業大学 渕野哲郎氏
設備保全は,運転により劣化したプラントを求められるリスクレベルまで復帰する業務である.しかし,劣化は,原料
や運転に影響され,劣化状態のみならず劣化メカニズムも含めて予測し,抜け落ちのない保全の計画と実施が求め
られる.我々は,設備保全のあるべき姿をビジネスプロセスとしてモデル化してきた.本講では,あるべき姿を現すモ
デルの構築,その活用,設備保全技術体系について議論を行う.
-昼休み-
3.【安全管理】変更管理の意味と実施方法 (13:00~14:00) 斉藤MOTラボ 斉藤日出雄氏
化学工学会 安全部会 変更管理WGで議論された,変更管理とは何か,何をすれば良いのか,どうすれば抜け落ち
無く過度の負担を感じずに実施できるか,などについて,安全管理システムの中の位置づけを考えながら通常業務と
の関係を含めて解説する.
4.【安全管理】変更管理のトレース (14:00~15:00) 静岡大学 武田和宏氏
変更管理の事例を業務プロセスモデル上でトレースした結果から見えてきた,業務間の情報共有の重要性や変更管
理の仕組みについて解説する.
-休 憩-
5.【事故分析】事故分析手法PFA (15:20~16:20) (独)産業技術総合研究所 和田有司氏
産総研で開発した事故分析手法PFA(Progress Flow Analysis)を紹介する.事故分析手法PFAは,事故進展フロー図を
用いて,事故を時系列で整理し,事故の原因の抽出,安全対策の検討,教訓化を行うための手法で,化学プラントの現
場で誰にでも容易に実施できる手法を目指している.
6.【事故分析】事故事例を活用する (16:20~17:20) テクノマネジメントソリューションズ 井内謙輔氏
化学工学会 安全部会 ヒヤリハットWGで議論している,一般的な事故事例から教訓(チェックポイント)の抽出,自装置
へ適用について解説する.教訓(チェックポイント)から運転現場で大事故に繋がるヒヤリハットを想定し,自装置の危険
マップを作成活用することによって,通常運転の中で大事故防止のトリガーを絶つ手法を提案する.
募集概要
定員 70名 (定員を超えた場合にはお断りすることがあります)参 加 費(配布資料・消費税を含む))
会員区分 | 参加費 (テキスト付き) |
参加費 (テキストなし) |
化学工学会正会員 | 20,000円 | 15,000円 |
化学工学会法人会員会社社員 | 25,000円 | 20,000円 |
共催・協賛団体(個人・法人)会員 | 25,000円 | 20,000円 |
化学工学会学生会員 | 5,000円 | 設定なし |
会員外 | 40,000円 | 35,000円 |
テキスト
「テキスト付き」の参加者には下記のテキストを当日ご用意いたします.
① 「化学工学テクニカルレポートNo.42 安全管理の見える化」(化学工学会安全部会)
② 「化学工学テクニカルレポートNo.43 変更管理のあり方を探る」(化学工学会安全部会)
③ 「最近の化学工学61 設備保全業務の『見える化』とその応用」(化学工学会編 安全部会著)
なお,各テキストの購入を別途ご希望の方は,①,②については安全部会(http://www2.scej.org/anzen/)
まで,③については関東支部(http://www.scej-kt.org/)まで直接お問い合わせ下さい.
お申し込みについて
「第46回化学工学の進歩講習会 「プロセス安全を考える」」へのお申し込み受付は締め切らせて頂きました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。