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第44回 基礎化学工学演習講座(第1クール)特別ライブ配信

  • 日程:9月3-4日(木-金)9:15~16:45
  • 会場:ライブ配信

概要

主 催 (公社)化学工学会東海支部

共催(予定)静岡化学工学懇話会,東海化学工業会,(公社)日本分析化学会中部支部,(公社)日本化学会東海支部,(一社)資源・素材学会,(公社)高分子学会東海支部,(一社)日本原子力学会中部支部,(一社)廃棄物資源循環学会,日本溶剤リサイクル工業会,(一社)日本機械学会東海支部,化学工学会産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会
協賛(予定)(公財)名古屋産業振興公社,(公社)日本水環境学会,(一社)電気学会東海支部,(一社)粉体工学会,(公財)中部科学技術センター,(公社)電気化学会東海支部,(公社)有機合成化学協会東海支部

日時  2020年9月 3~4日(木~金)                   9:15~16:45(休憩:12:30~13:30)

対象  初めて化学工学を学びたい方.初めてプラント設計,運転にかかわる方.高卒程度の知識がある
方.プラントや実験装置で起こる物質収支,熱収支の基礎を学びます.

昨今では,AIやIoTなどを踏まえつつスマート化を目指した化学プラント構築の模索が行われておりますが,化学工学の理論との整合性を踏まえて行われる必要があります.また,高純度化を目指すプラント設計やトラブル解決のためにも化学工学の専門的な知識を持つ技術者の存在は,ますます重要となってきています.
本講習会では,プラントの設計や運転には関わっているが化学工学を勉強する機会がなかった初心者の方,さらに専門的な知識を習得したい技術者の方まで,原理や理論の説明に加え,豊富な事例に基づく例題を解きながら学べる機会を提供します.受講者のレベルに応じて5つのクールを用意しています。そのうち第1クールについては,コロナウイルス感染拡大予防の観点からZoomによるライブ配信とし,特別価格を設定して開催します.第2クール以降は,実施可能なものから順次開催日を東海支部ホームページで公開予定です.是非,第2クール以降も続けて受講ください.

定員  90名(定員になり次第締切)講義をZoomライブにて配信致します.

参加費 (2日間、消費税・テキスト代込み)
化学工学会正会員・法人会員会社社員・学生会員    5,000円
共催・協賛団体会員                 8,000円
会員外(個人会員入会+会員参加費が安価です。)   20,000円

テキスト『基礎化学工学』須藤 雅夫 編著 (共立出版)

※本講座は,ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります.推奨環境は当該ツールをご参照ください.後日,視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします.ZOOMを利用したライブ配信に関する注意事項は,別途参加申込者に連絡されるURLよりご確認ください.

申込締切 8月27日(木)

プログラム(第1クール)

月 日 時間 講義 内   容 講 師
第1クール 第1日

 

9月 3日(木)
午前 化学工学の入門(初歩) 単位と次元(Ⅰ),プロセス変数,状態方程式(Ⅰ) 静岡大学 立元雄治氏
午後 物質収支の基礎,複雑なプロセスの物質収支,エネルギーの基礎 静岡大学 前澤昭礼氏
第2日

 

9月4日(金)
午前 反応系のエネルギー収支 静岡大学 福原長寿氏
午後 化学プロセスの基礎,化学プロセスの計算 静岡大学 武田和宏氏
講義概要
第1日目 9月3日(木)午前
【化学工学の入門(初歩),単位と次元(Ⅰ),プロセス変数,状態方程式(Ⅰ)】     講師:静岡大学 立元雄治氏
単位と次元,プロセス変数および気体の状態方程式についての基本事項を解説し,演習問題を行う.単位と次元および状態方程式については,基本的なもの(SI単位,単位換算,理想気体と実在気体の違い)を取り上げ,第2クールにてさらに発展した内容を取り扱う.プロセス変数では,質量,体積,密度,流量と流速,化学組成,圧力,温度についてその概要と測定法を取り上げる.

第1日目 9月3日(木)午後
【物質収支の基礎,複雑なプロセスの物質収支,エネルギーの基礎】           講師:静岡大学 前澤昭礼氏
様々なプロセスが存在するが,そのプロセスにおける最も基本的な概念は物質収支である.化学反応が伴っていても,時間とともに状態が変化する場合でも,物質収支が基礎となる.また,エネルギー収支についても同様である.この講義では,物質収支の基礎とその応用およびエネルギーの基礎について説明をし,理解を深めるために演習を行う.

第2日目 9月4日(金)午前
【反応系のエネルギー収支】                             講師:静岡大学 福原長寿氏
化学反応プロセスの設計においては,物質収支と同様にエネルギー収支の取り方を身につけておく必要がある.本講義では,反応プロセスに関した簡単なエネルギー収支の取り方を紹介し,得られるエネルギー情報をプロセス設計にどのように反映させるのかについて,事例をもとに説明する.

第2日目 9月4日(金)午後
【化学プロセスの基礎,化学プロセスの計算】           講師:静岡大学 武田和宏氏
化学プロセスを理解すること難しくしている要因である対象の状態を直接観察することができない,副生成品の存在,リサイクル構造などの特徴について学び,化学プロセスの設計段階(概念設計,基本設計,詳細設計)の概要を学ぶ.さらに,リサイクル構造を含む複雑な収支の計算,省エネルギーを目的とする熱交換量の計算について例題を解きながら学ぶ.

参加の際の注意
(注1)関数電卓,定規を使用する場合がございますのでご用意ください.

(参考)
第2クール:化学工学基礎・拡散、流動、伝熱 第3クール:ガス吸収、蒸留、抽出・吸着
第4クール:粉粒体操作、固液分離、調湿・乾燥  第5クール:撹拌・混合、反応工学、プロセス制御

各講師の講義内容の詳細,及び最新情報を東海支部ホームページ でご紹介しています.

お申し込みについて

「第44回 基礎化学工学演習講座(第1クール)特別ライブ配信」へのお申し込み受付は「2020年8月27日」に締め切らせて頂きました。

たくさんのお申し込みありがとうございました。

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