化学工学会とは
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第2回初歩からの化学工学数学演習講座

  • 日程:8月28日(金)13:30~16:45
  • 会場:名城大学名駅サテライト

概要

開 催 平成27年8月28日(金)

主 催 公益社団法人 化学工学会東海支部

共 催(予定)静岡化学工学懇話会、公益社団法人化学工学会産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会、東海化学工業会、粉体工学会、公益社団法人日本分析化学会中部支部、公益社団法人日本化学会東海支部、一般社団法人資源・素材学会、公益社団法人高分子学会東海支部、一般社団法人日本原子力学会中部支部、一般社団法人廃棄物資源循環学会、日本溶剤リサイクル工業会、日本機械学会東海支部、公益社団法人石油学会東海支部

協 賛(予定)公益財団法人中部科学技術センター、公益財団法人名古屋産業振興公社、公益社団法人日本水環境学会

化学工学会東海支部では、基礎化学工学講習会および初歩から化学工学概論・演習講座を開催し、反応・分離・輸送・エネルギーなどに関する基礎を解りやすく解説し、製造現場での機器の操作や改良のための基礎知識の習得を目指してきました。ここで、化学工学の理解をするためには、数学の知識が必要不可欠となります。しかし、この数学はかなりのエンジニアが苦手としています。その原因の一つは難解な数式の導入と証明過程にあり、数学を使う以前にその利用意欲をそがれている場合が多く見受けられます。
そこで、数学を理解するためでなく、化学工学を理解するために数学を利用する観点から数学的証明を省き、実際の現象を表現している基礎的な数学と分析機器などの測定データの捉え方に特化した講義と演習を初歩から行います。本講座受講後は各種の化学工学演習講座の理解の一助となることが期待できます。また、企業において実務に携わられている技術者の方の、化学工学基礎知識習得の前提条件としての社内教育としても利用していただければ幸いです。

日 時 平成27年8月28日(金) 13:30~16:45

会 場 名城大学名駅サテライト13階 多目的室
http://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/msat.html
(名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階)

交 通 (JR・地下鉄・名鉄・近鉄)名古屋駅桜通口側のユニモール地下街U4番出口を出てすぐ

定 員 40名(定員になり次第締切)
・企業向けの講座ですが、学生が受講されても構いません。ただし、定員を超えた際には企業 の方を優先させていただきます。

参加費(テキスト代・消費税を含む)
法人会員会社社員・正会員 8,000円
会     員     外 20,000円
学          生 2,500円
*共催・協賛団体会員は本会会員価格に準じます。

講 師 大同大学工学部 機械工学科 特任教授 松浦 章裕

プログラム

8月28日(金)
13:30~14:20 指数・対数関数(反応速度則と測定グラフの演習)
反応速度は温度に密接に関係していることはよく知られています.温度が上昇す
ると,反応速度も増えます.この関係を式として表したのがアレニウス式であり
ますが,指数関数を含む式です.実験を行って反応速度の温度依存性を求めるに
は,実際には,どのような数値的な処理が必要でしょうか?
具体的に手順を紹介します.
14:20~14:35 休憩
14:35~15:45 微分と偏微分(理想気体と実在気体の比熱定義)
現象の変化を表す方法に微分値を求める方法があります.現象の変化は,複数の
パラメータが影響することが多く,それぞれのパラメータの影響を個別に求める
こともあります.講義では,理想気体の比熱と実在気体の比熱を取り上げて,パ
ラメータの比熱に及ぼす影響の大きさを比較します.
15:45~16:00 休憩
16:00~16:50 積分と統計(速度と距離および測定データの解釈のしかた)
分析機器から得られるデータをどのように処理するか?
手元には結果はたくさんがあるが,どうも誤差含まれているせいか,何となくま
とまりがない様子.その分布が持つ意味,分布から相関性を見いだすことはなか
なか難しいものです.分析機器が出力する結果は,積分値として出力されるもの
もあります.このセッションでは,わかりやすく手順を説明します.
16:50~17:10 質疑応答

(注1)筆記用具、定規、計算機などをご用意下さい。
(注2)講義後または休憩時間は、講師への質問時間としてご利用いただけます。

お申し込みについて

「第2回初歩からの化学工学数学演習講座」へのお申し込み受付は「2015年8月28日」に締め切らせて頂きました。

たくさんのお申し込みありがとうございました。

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